t-yamaguchiの日記

書評や、気になったことをブログや日記に書きます。

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アリと紙飛行機と、変えられてしまった結末の話

はじめに 私は現在アリを飼育している。そして、子どもの頃に死なせてしまった一匹のアリに関する記憶について、少し前の日記に書いた。しかし、私にはアリに関連する記憶が他にもある。今回は、もう一つの思い出について書いてみたい。 私がまだ小学校低学…

なぜ私は、アリを飼っているのか――一匹のアリが私に残したもの

はじめに 私は、数年前からアリを飼育している。ご存じのように、アリは集団で協力して生活をする昆虫である。働きアリたちが、エサを集めてきたり、子育てをしたりする様子が観察できて、たいへん面白い。 巣の中で、アリたちがくつろいでいる様子を見てい…

夏みかんの木と、いなくなったものたち

はじめに 私の実家は、東京23区内にあり、小さな裏庭を持っている。そこには、かなり大きな夏みかんの木が1本あり、年によって数は違うが、毎年実がなる。今年は、あまり多くはなかったが、それでも10数個の実がなり、そのうち4つほどを分けてもらって…

大相撲のことを、もう少しだけ真面目に考えてみた

はじめに 前回、大相撲の審判制度について少し書いたが、書き終えたあとも大相撲についてあれこれ考えてみた。 あらためて考えてみると、長年の相撲ファンとして、いろいろと思うところがある。 私はときどき、周囲の人と大相撲の話をすることがある。ただ、…

なぜ大相撲は「スポーツ」と言い切れないのか――審判制度から考える

はじめに このブログを書いている今、大相撲の初場所が行われており、連日ニュースでも大きく取り上げられている。NHKのスポーツコーナーでも、まず大相撲の話題から始まることが多い。それを見ていて、ふとこんなことを思った。 「大相撲って、スポーツなん…

なぜ灘中は、ガザの詩を入試に出したのか――国語が問いかけたもの

はじめに 今年の灘中入試で出題された国語の問題が、SNSでちょっとした議論を呼んでいる。ガザ地区の子どもが書いた詩が、入試問題として使われたからだ。これを「良い問題だ」と思うか、「違和感がある」と思うかで、意見は分かれている。 入試問題の具体的…

『お上の事には間違いはございますまいから』――森鴎外『最後の一句』を読み直す

最近の日本の情勢を見ていて、ふと、森鴎外の「最後の一句」を思い出した。 かなり以前に読んだ短編だが、なぜか今になって、あの物語の一場面が頭から離れなくなった。同小説は、今では青空文庫に収録されていて、インターネットで気軽に読むことができる。…